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人の幸福への正しい対処

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これについて。



付き合いづらい気持ちは当然

去年、幼なじみで仲の良い友人から、式を挙げるので出席してほしい、とい..

何これこわい。残念ながらこれから付き合っていけない要素がひとつもわからない。

2015/06/14 13:54
b.hatena.ne.jp
去年、幼なじみで仲の良い友人から、式を挙げるので出席してほしい、とい..

その人のこと、心の奥ではひそかに見下してたんだろうなあ。

2015/06/14 17:47
b.hatena.ne.jp

このへんのブコメが実に、
やな奴等だな!


 付き合っていけないと感じる理由なんかいくらでもわかるし、
幼なじみを見下してただなんてあの文からは読み取れない。


 仲が良くて境遇も近しい同士の間柄で
片方だけ幸福を得たらその関係は危うくなる。
こんなのあったりまえじゃないか。
それぐらいちっちゃい子供でもわかるだろうに。


 人間はそういう感情をなんとか工夫して克服していかなければいけないのであって、自分の中の不平感を居直って肯定して人を攻撃し始めるのは勿論あかんけれども、「そんな感情わかりません」というカマトトも間違った対処だし、そういうカマトト所作で他人に非難を加えるのはかなりやな奴等だ。
こういう発言は一切無視しなければいけない。
一見正義風だが人を苦しめるだけの心ない言説だ。


余剰の危険な性質

 人を仲違いさせようと思ったら待遇に差をつけるのが一番だ。
古今東西離間の計と言ったらこれに限る。嫉みの気持ちがわかりませんとか言うカマトトは離間策に対処出来ず真っ先に死ぬ奴等だから、乱世に生まれなかったことを感謝するべきだ。


 しかし人間関係の問題というのは、悪意ある謀略を仕掛けられたのでなくともちょくちょく境遇に大きな差がついてしまうことだ。原因は単なる運不運だったり、才能の差だったり、ちょっとした切っ掛けの差だったり、努力の差だったりする。


 極端に言えばカツカツで食べていく以上の所得や財産は「余剰」であって、この「余剰」は大変危険な不安定要因なので人類社会はこれに対処する為の文化を山ほど産んできた。(そのあたりの話はかなり面白いと思うけどいまは関係無い。)


 いま何が問題かと言うと、増田と幼なじみがこの余剰の危険な性質に見事にぶちあてられていることだ。

男女別余剰処分法

 それでここからは男女差別の時間だけれども、この手の問題が発生したときにはどうも男女でちょっと解決法に性差が有るように感じる。はっきり言うとこの問題を解決するのは男の方が上手いことが多くて、女は下手な場合が多いような。学校や職場で見てきた限りはそう感じる。(女でも上手い人や、男でも下手な人は勿論いる。)


 集団の中で誰か1人だけいい物を得た時に、
男集団だと「すげーなおまえ」「なんかおごれ」って話になるが
女集団だとそのいい物を放棄するように他の全員が圧力をかける。
放棄すればよし、放棄しなければ関係はそれまでになる。


 増田が結婚の決まった幼なじみから離れそうになって居るのもこれじゃないだろうか。まさか結婚を放棄しろとは言えないので話し合いの余地はなく、最初から離れるのだ。


余剰は分け合うべき

 必要なのは現状を正しく認識することだ。幼なじみは余剰を手にした。増田は幼なじみを羨んでいいし、幼なじみは余剰を増田に分け与えてよいし、分け与えるべきだ。
 この人間の当然のやりとりについて、男は割りと自然にやるのに女は何故かやりたがらない。やりたがらずにただ人間関係を切ってしまうのでよい取引が出来ない。
 しかしこれは分け前を請求する方からアプローチしなければ始まらないし、正しいアプローチをすれば分け前を渋る人間はそう居ないものだ。
 一切引け目など感じずに明るい気持ちで分け前を要求してよい。



 「おめでとう! しかし考えるほどうらやましい。実は私もよい人と結婚したい。ついてはちゃんと努力するのでそのうまくいった婚活のノウハウを教えてちょうだい」と言えばいい。
 余剰をたっぷり手にして幸せ一杯のおさななじみは、よほど悪い性格でなければそれぐらい当然親身にレクチャーしてくれるだろうし、そう頼まれたのに意地悪なことを言って突き放すような人間だったならそこで初めて関係を切ることを考えればよい。そんなケチな人間ならどうせよい末路は辿らない。


 婚活戦士として一通りのノウハウを習得したら、その幼なじみのハイスペック旦那のコネで色々紹介してもらうのもいいだろう。幼なじみは当然それぐらいの労は取ってやるべきだ。
 
  
 そう考えれば喪女仲間の幼なじみが婚活に成功したのは増田にとってもよいことだ。ともに人生を拓いて行く機会を得たと言える。幼なじみの結婚や妊娠を心から喜ぶべきだろう。