代償勝利行動ヤバい
死ぬほど負けず嫌いである。不利な状況で逃げたという自覚はあるらしくそれが悔しいので何か殴らないと気が済まない。そこで、その後、自分への批判をわざわざエゴサして、ターゲットを変えて叩きやすそうな人物への攻撃を始める
この行動は特定個人のオリジナルではなくtwitterで無頼風に暴れる人間は結構やってる。手強い批判者達を避けて、自分を批判したのと同系統の意見の持ち主の中から一番弱そうと見た相手に突然絡んでいってマウンティングする。代償勝利行動とでもいうかなんというか。
常習者が備える特徴
これの常習者=しょっちゅうネット口喧嘩に負ける人なので、
・口喧嘩が弱い
・にも拘らず好戦的
・日頃から叩かれやすい
・戦況を読む能力や敵の手強さを測る能力が欠落
といった特徴がセットで備わっている。
(どれか一つでも当て嵌まらない人間はしょっちゅう口喧嘩しないしそのたびに負けたりもしない)
弱そうな人間を通りすがりに殴ってスッキリしようとする。しかし相手の強さを見誤って返り討ちにあって余計恥をかき
代償勝利行動がこういう破綻を招くのも上のような特徴の為だ。
身を滅ぼした実例
それで思い出したのが何年か前にあった非モテタイムズというメディアの編集長だ。彼は実はこの代償勝利行動の常習者だった。
非モテタイムズは素人ライターによる低クオリティな記事が多く、編集長は書いた記事にも編集姿勢にもしょっちゅう厳しい批判を寄せられる立場だった。そして編集長は手強い批判者達に敗北を喫したあとは決まって、自分への批判者の中から一番非戦闘的な相手(非モテタイムズの問題記事をリンクして「これよくないね」と1人ごちてるだけみたいな人)を探しては、突然メンションをとばして高圧的に絡んで萎縮させたり詫びさせたりする、ということをしていた。
当人の溜飲の為もあったろうし、動向を見守っているであろう自分の身内や少なくないフォロワーの手前、必ず「勝利」で締める必要があったんじゃないかと思う。
そして運命の日、その日も編集長は袋叩きに近い形で批判を受けていた。非モテタイムズに執筆した記事が取材をしてない架空内容のトバシ記事だったのがバレて、ジャーナリストとしてのプロ意識や取材対象への敬意について問い詰められ、コッテリとやっつけられていた。
当然そのままですませてはおけず、代替勝利の儀式が必要だ。それでどういうサーチで探したのか、ちょうどよい「敵側の意見の持ち主」で「喧嘩が弱く簡単に泣かせられそうな相手」に選んだのがこれだった↓ *1
人権意識が著しく低い国では人権侵害的な行為や質問こそプロ意識のあらわれとみなされるわけですねわかります。 / 奥田君インタビューはそんなにひどくない | From the Newsroom | コラム&ブログ | ニューズウィーク日本版… http://htn.to/ED3xU3
— f (@francesco3) March 1, 2011
取材対象に敬意を払えない人間はプロじゃない。
— f (@francesco3) March 1, 2011
・戦況を読む能力や敵の手強さを測る能力が欠落
という特徴が遺憾なく発揮されている。
ムカデを素手で握りにいくぐらい勘の悪い人間だったので、身を滅ぼすのは早いか遅いかの問題でしかなかっただろう。