カメントツ先生死なないで
kamentotu.hatenablog.com
を読んで感じたこと色々
1.「妬まない心」と「ウェイ系」は別のことでしょ
この人の話の中には実は
・人の幸せを妬まず喜べる心
・ウェイ系の趣味志向
という2つの要素が出てきてて
これは全然違うことなのに混同・同一視している。
逆のセットも同じ。
・人の幸せを妬み苦しむ心
・議論好きでオタク系の趣味志向
という全く別々のことを何故か混同して論じている。
人を妬む心は間違いなく悪いことである一方、ウェイ系に馴染めずおうちでシコシコと漫画や文章書いてる方が好き、という志向は良いも悪いもないことだ。
ウェイ系だけど人を妬みまくってる人もいるし、
高い創作力を持ちながら人の幸せを喜べる人もいるし。
何より、人を妬む暗い心を持ちながら創作させてもつまんない人は滅茶苦茶一杯居るし。
この全然違う要素を混同してるのはやっぱアホだと思うし
思考の混乱した頭悪い奴の創作は面白くないので
もっと頭を良くして欲しい。
2.「妬む心」とは全く別のところにある作者の本音
混同・分裂は作者の主張その物にもみることが出来る。
この人が漫画で表面的に主張していることは「僕は人の幸せを喜べず妬む心の持ち主なんです」「劣った人間、ダメな奴なんです」「全て僕がわるうございます」という怒涛の自分sageだが、これはどうも本心で言ってるのかどうかわからない。
ネットで人気商売する人の処世術として、プライベートな部分に踏み込む領域で強めの主張をするときはとにかくはいつくばった姿勢を取ってバックラッシュを回避すべし、というものがあり、慎重にその護身法を採用しているようにも見えるからだ。
一方、もう一つの水面下の主張は明確に本心が出まくっている。表面で言ってる主張・テーマと明らかに異なり浮いているからだ。その本心とは何か?
部分部分の違和感がそのヒントになる。
とか
とか。
おわかりになっただろうか?
「バッキバキに補正された品のいい写真」だの
「パーティいこうよー(パリピ)」だの
隠しようもなく漏れ出るある本音を感じないだろうか。
この人は「ウェイ系志向に馴染めないし反感持ってるし何なら見下している」というだけなのだ。口ではウェイ系の人達を称えまくってる(強引に「人の幸せを喜べる人」と混同してまで)のと裏腹に。
ここでは「人を妬んでしまう性格」とかはなんにも関係ない。だってウェーイな楽しみを幸せとは思えないんだから。
この
「わるい」「正義」というわざとらしく乱暴な分類説明も逆にモノ言いたげだ。
無理やりな感じの自己嫌悪仕草よりよっぽど本当の気持ちが伝わってくる。
これもだ。
表面的にはしつこいほど「僕が悪いんです」と言いつつ、よく見るとこういう「世間様には、悪いことだとされているから、自己嫌悪する」という全く違う内容の言い方が出てくる。こういうときほどいい感じに当人の本音が露出しているものだ。
「僕の志向・性格は悪いので自己嫌悪します」と「僕の志向・性格は世間様に”は”悪いことと”されている”から、自己嫌悪します」は全く違う。前者は悪人の自省だが、後者はただの押し潰される被害者だ。作者が本音のところで自分をどっちと思っているかは明らかだ。
つまり、ほんとは自分が悪いなんて思ってないのだ。
言いたかったことの正味は「ウェイ系の楽しみって全然楽しくないしアホに見えるんだけどあれが幸せの主流派大正義扱いされてでかい顔してんのウゼエよお」だ。
3.見下しもナルシズムもばれるんだからほどほどに
もちろんウェイ系懐疑はそのままでいい。悪いなんて思う必要は元から無い。
冒頭にも書いたが、ウェイ系趣味を楽しめない楽しそうに思えない、というのは趣味志向の問題であり良いとか悪いで論じるべき話じゃない。
更に言えば、「人の幸せを喜ぶ」というのはウェイ系の楽しみに賛同や理解を示すことではない。あの人達の趣味は理解できないし正直言えばつまんない楽しみに耽ってるように見えますが、あの人達の幸せを心から願っていますよ、というスタンスは何の問題もなく成り立つ。どこに悩むほどの問題があるだろうか?
こんなもん大袈裟に心の問題と言うほどのことじゃない。大勢でわいわいやるのが楽しくない人間なんかごまんといる。そんなのはただの趣味だ。
ブックマークに「この人、真面目だなあ」という好意的解釈に満ちたコメントがあったが、くだらない差異で自分を大変不幸な逸脱者であるかのように大騒ぎするのは真面目なのではなくレベルの低いナルシストである。
そうやって浅はかなナルシズムで下から見下しながら、ウェイ系の人達の幸せを「人の幸せを喜べる正義の人達の幸せ」とまで強引に持ち上げておきながら、話の締めが
これである。
そこまでやっておいて「あいつらの幸せの空疎さをあいつらに気付かせてやりてえ!」が結論では偽装も失敗だし色々と混乱・分裂しきっている
ここには当人が偽装申告した嫉妬云々とは別の愚かさがある。
4.火達磨になって死ぬ気でしょう?牛丼の人みたいに!
で、こうやってネチネチ書いてきて何が言いたいのかというと引き留めだ。
この人はネットで不特定多数の誰かを見下すことのヤバさはよくわかってる。
それほどオタク系に顧客を絞った作風でももない以上、ウェイ系全体をdisるなんてもってのほかだとわかってる。
であるにもかかわらず、まわりくどい偽装や自分からはいつくばった体勢からならば、何かを見下したり攻撃したりしても大丈夫なんじゃないか?バレないんじゃないか?通るんじゃないか?と思い始めている。1回だけなら実際通るかも知れない、がこういう心は癖になるので長期的にはまずいことになる。
疑問視したいモノやdisりたいモノがあるならその意図ははもう堂々キッパリと書いて、なおかつ反感バックラッシュでぶっ殺されないような上手い愛嬌でまとめる手腕をこそ見せて欲しいのだ。ネットで人気商売する人ならば。
丁寧・へりくだった体勢を見せつつ見下し感バレてる、みたいのは最悪に危険だ。
何度かやってるうちみんなうっすらと気付くようになって、カルマが溜まっていって、
最終的に大炎上して息の根が止まるでしょ。七億牛丼の人みたいに。