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渡辺直美さんがなにか嘘をついてるっぽく見える理由

※【ご注意】このエントリの主旨は渡辺直美さんが実際に嘘をついたということではなく、それを示唆するものでもありません。




アイドルユニットから渡辺直美さんへ贈られた名指しサイン入りCDセットがヤフオクに出品されていたという件、これを受けての渡辺直美さんのツイートです。


これが個人的感覚では、嘘をついてる人の喋り方の感じがします


何をもってそう感じるのか?
この喋り方は感情過多なんです。身に覚えのない疑いを掛けられた時の人間は感情豊かにはならない。身も心も硬くしながら誤解を解いてもらえそうな情報を出していく。


では嘘をつく時に感情過多喋りをする人の心理状態はどういうものかというと、覚悟が固まっていないのです。事態に怯えながら、嘘をつくのか、事実を告白して理解を求めていくのか、決心つかないまま嘘を付き始めた時ににこの喋り方をする。


外形的にはもう嘘に踏み切ってしまってるのに、心は理解を求めるモードになってて、分裂している。感情を沢山出すのは聞いてる人達の仲間に入りたいという心の動きです。自分へ疑いを向けている人達の仲間になったようなつもりで、今一緒に真相を考えてるような気持ちになって、そういう喋り方をする。嘘の為の戦略というよりは現実逃避したい感情の流れといったほうがいい。


渡辺直美さんの当該ツイートは「私も状況を理解出来ない」「今思いついたけど、掃除業者…?」ということをアピールしてます。語り口は、まるでリアルタイムで考えながら喋ってるような書き方でしょ? 


でもtwitterでリアルタイムの思考が投稿されることはありません。書いて、一瞬でも推敲して、決心してツイートボタンを押している。リアルタイムな混乱や推理が表現されたツイートというのは極めて演技的で演出性の高い発信なわけです。



このツイート、本件とは関係ないとある高校生(当時)の数年前のツイートです。
渡辺直美さんの今回のツイートに雰囲気がよく似ていませんか?
ツイート主の高校生はその後中学生を殺した犯人として逮捕され容疑を認めています。
容疑から遠ざかる為の戦略的な嘘であると同時に、事件に驚いている無実のみんなの仲間に加わりたい気持ちでこれをやってるのです。



ただ、渡辺直美さんはああいう芸風の芸能人です。常に感情過多のテンションで喋るのがキャラクターの維持として必要でしょうし、常にオーディエンスの共感を求めて仲間になろうとする動きは職業的な習慣でしょうから、この判定法をあてはめられません。また、演技的なツイートをするのだってむしろファンへのサービスでしょう。


一般人があの喋り方をしてたなら私は95%ぐらいで嘘ついてると判断しますが、渡辺直美さんなのでシロなのでしょう。あんな足付きやすいものを小遣い稼ぎで売るほど頭悪い人と思えないし。(もし説明出来ない何かがあるのだとすれば、欲しがる友人にあげたら転売されて困ってる、とかでしょうか。)



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ところで、覚悟の決まった冷徹な嘘つきはそういう喋り方をしません。自分が嘘をついて騙しきるのだとはっきり覚悟していて、どの情報を出しどの情報を出さないかを事前に決定していて、いざ嫌疑が掛かっても方針の通りに事態をマネージしようとするからです。


誰かに疑いをかけてみて、ただその人の普段の口調より硬く言葉少なになったら、その人は無実か、もしくは筋金入りの嘘つきだということです。この筋金入りの嘘つきというやつはみんなが思ってるよりは希少なものです。